ベネヴィータ王慈(#5) – チーム力 –

 来年春開設予定の「ベネヴィータ王慈」では、これまで以上に、「チーム力」が試されることになります。
 何故なら、岡山県初の形態として、施設をご利用するのが、お困りの高齢者、障がい者・児ならびに地域の方と、多岐にわたっているからです。設計だけでなく、支援の方法や栄養面など、それぞれに気を付けなければならないことも多いです。

 いままで、お困りの高齢者は、高齢者施設や事業所、障がいをお持ちの場合は、障がい者・児の事業所など、適用される法律ごとに建設・設置されてきました。そのため、近くに利用できるサービス資源がない場合には、県南にお住まいの方が、県北の施設や事業所に行かざるを得ない状況(勿論逆もあり)もありました。

 ベネヴィータ王慈は、次のことをコンセプトに計画をすすめています。
  py 地域でお困りの方(高齢者、障がい者・児)の誰もが、同じ建物のなかで生活・利用できること
  結晶 県立琴浦高等支援学校の生徒さんをはじめ、障がいをお持ちの方の就労を支援すること
  スマイル 地域の方や県立高松農業高校の生徒さんと一緒に、園芸を通じた商品開発をサポートすること
  !! 一人暮らしや高齢者のみ世帯など、地域で暮らす方の生活支援を目的に、1コイン喫茶を併設すること
  ☆ 内装や建具の可能な箇所に県産材や竹などを使用し、「木」の温もりや安らぎを提供すること

 想いを実現していくのには、しんどいこともたくさんありますが、より力が発揮でき、やりがいのある場所でもあります。
 ご利用者・ご家族、地域の方々、スタッフのいずれもが、幸せと感じてもらえるよう、心ひとつに一丸となって、取り組んでいきたいと思います。