ベネヴィータ王慈」カテゴリーアーカイブ

ベネヴィータ王慈(#11) – お問い合わせ –

ベネヴィータ王慈につきまして、開設前にもかかわりませず、お問い合わせいただき誠にありがとうございます。
開設準備室を設けるまでの間、お問い合わせ・ご相談等につきましては、次のとおり対応させていただきます。
お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ窓口
1 施設入所・ご利用について
  

電話 担当 e-mail
高齢者部門 086-473-9000 久米・尾藤 mail@ohji.ne.jp
障がい者部門 086-474-9911 中西
障がい児部門 086-473-9300 石田

2   建築・設備等について
                    

電話 担当 e-mail
法人本部   086-473-9000   高橋      mail@ohji.ne.jp

ベネヴィータ王慈(#10)- 工事業者決定 –

ベネヴィータ王慈新築工事にかかわる入札が、倉敷市職員ならびに法人理事等立ち合いのもと実施されました。
よりよき形となるよう、平成26年度中の竣工に向け、設計、工事業者と一致協力していきます。

地域の皆様には、工事期間中、なにかとご不便をおかけすることになると思いますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

ベネヴィータ王慈(#7) – 子供叱るな….

とても気に入っている言葉があります。

子供叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの
来た道行く道二人旅
これから通る今日の道
通り直しのできぬ道

作者不詳です。一説には、浄土真宗の熱心な信者さんが書いたともいわれていますが、永六輔さんの「無名人名語録」という著書で紹介されています。

ベネヴィータ王慈での実践だけでなく、私たちの心構えとして、日々振り返りながら取り組んでいきたいと思います。

ベネヴィータ王慈(#6) – スタッフに求められる気持ち –

 今回は、「スタッフに求められる気持ち」についてです。
 
 私たちは、どう かかわっていけばいいのでしょうか?
 
 平成27年春に開設予定のベネヴィータ王慈は、地域でお困りの高齢者だけでなく、障がい者・児が、ひとつの建物(家)のなかで生活する、岡山県初の形態として、皆の「居場所」づくりを目指していること。
 加えて、瓢箪、薄荷、農産物栽培といった地産池消や就労支援活動、喫茶・交流ホールなどの場が、地域の方や高校生など、ここに集う人たちの「いきがい」・「やりがい」・「安らぎ」の場でありたいと考えていること。
 こうした事業内容を説明した際の発言です。

 初めてのことをやるのだから、期待と不安が入り混じり、イメージしにくいところがあると思います。
 実際にやってみないとわからないことが多いことも事実ですし、今の時点では仕方のないことでもあります。
 言葉で「こうだよ。」「こうあるべき。」と言ってみても、発言者の想いや考えがそのまま、受け取り手に伝わらない場合があるのが辛いところです。伝言ゲームではありませんが、情報共有や意思疎通の難しさは仕事でも遊びでも変わりません。
 
 さて、その時は、法人理念の「こころゆたかに すこやかに」を前提として、もっと具体的にイメージしてもらうために、「自分自身が、その輪のなかに入って過ごしている、サポートしている姿を想像してみて。」と、目をつぶってもらいました。それぞれ、思い描く姿は異なるかもしれませんが、和気あいあいとか、ほんわかして過ごしているご利用者や自分が浮かぶのであれば、その光景を実現するために、皆で考え、行動し、近づけてほしいというような内容です。
 前回(#5)の「チーム力」にも通じますが、ベネヴィータ王慈のコンセプトや想いを自分なりに解釈し、行動する必要性を話しました。

 スタッフは、当然のことですが、介護保険法などの法律や指定・運営基準に基づき、高齢者部門、障がい者・児などの部門ごとに配属されることになります。
 とはいえ、経験者であれ、新人であれ、「私は、高齢者部門の配属なので、他の部門のことはわからない。顔はわかるけど名前を知らない。」では、ベネヴィータ王慈で実現しようとしていることに近づけません。
「昨日は休みだったので、わからない。」とか、「私の責任ではない。」と言うのではなく、一緒に生活している人たちのことも心に留めておく、気遣うことがとても重要です。
 勤務時間を何事もなく無事に過ごすことか、ルールやマニュアルなど、それだけをやっていればいいとか、こなしていればいい、ではよくありません。ご利用者の状態が変わっていく以上、ルールやマニュアルでさえ、改善していかなければ、サービスの水準の向上は望めませんし、スタッフ自身が成長しません。

 医療機関や福祉施設に限らず、一般企業においても、多様な専門家がチーム一体で対応することで、最大のパフォーマンスを発揮できます。
 大きなひとつの「家」として、配属先以外の利用するほかの方のことも知っておいてほしいですし、培ってきた分野での経験や知識を活かして「新たな」かかわり方を実践・発見する、皆でつくりあげていくという姿勢、気持ちがとても大事だと思っています。

ベネヴィータ王慈(#5) – チーム力 –

 来年春開設予定の「ベネヴィータ王慈」では、これまで以上に、「チーム力」が試されることになります。
 何故なら、岡山県初の形態として、施設をご利用するのが、お困りの高齢者、障がい者・児ならびに地域の方と、多岐にわたっているからです。設計だけでなく、支援の方法や栄養面など、それぞれに気を付けなければならないことも多いです。

 いままで、お困りの高齢者は、高齢者施設や事業所、障がいをお持ちの場合は、障がい者・児の事業所など、適用される法律ごとに建設・設置されてきました。そのため、近くに利用できるサービス資源がない場合には、県南にお住まいの方が、県北の施設や事業所に行かざるを得ない状況(勿論逆もあり)もありました。

 ベネヴィータ王慈は、次のことをコンセプトに計画をすすめています。
  py 地域でお困りの方(高齢者、障がい者・児)の誰もが、同じ建物のなかで生活・利用できること
  結晶 県立琴浦高等支援学校の生徒さんをはじめ、障がいをお持ちの方の就労を支援すること
  スマイル 地域の方や県立高松農業高校の生徒さんと一緒に、園芸を通じた商品開発をサポートすること
  !! 一人暮らしや高齢者のみ世帯など、地域で暮らす方の生活支援を目的に、1コイン喫茶を併設すること
  ☆ 内装や建具の可能な箇所に県産材や竹などを使用し、「木」の温もりや安らぎを提供すること

 想いを実現していくのには、しんどいこともたくさんありますが、より力が発揮でき、やりがいのある場所でもあります。
 ご利用者・ご家族、地域の方々、スタッフのいずれもが、幸せと感じてもらえるよう、心ひとつに一丸となって、取り組んでいきたいと思います。

ベネヴィータ王慈(#4) – 設計は難しい –

どのようなレイアウトにするか?

現場スタッフやご利用者の意見が反映され、形となっていくのは、とても「楽しみ」なのですが、「生みの苦しみ」でもあります。

高齢者や障がい者・児の生活のしやすさ・快適さ、使い勝手やスタッフの動線はもとより、敷地の制約、建築にかかわるたくさんの法律を順守しながら、優先順位づけや工夫をしていかなければなりません。設計や建築にかける時間制限、建築工事費の高騰や消費税も頭の痛い問題です。

また、設備(ベッド、テーブル、椅子、浴槽、トイレ、照明器具、ナースコールなど)や、建築資材(内装材、床、建具など)の選定にも、現場スタッフの力が大いに役立っています。

一生懸命もがきながら、少しでも良くしていきたいと思います。
よろしくお願いします。