社会福祉法人 王慈福祉会からご挨拶申しあげます。
日本は世界中がいまだかつて体験したことのないスピードで高齢社会になり、人が安心して社会で暮らす上で様々な不都合がでてきました。「将来に希望がもてない」「年金、医療、福祉は大丈夫?」「われわれの暮らしはどうなるのだろうか?」「障がいを持っていても安心して子育てができるの?」という声を若い方からお年寄りまでよく聞きます。
今、国民の社会福祉や社会はどうあるべきか、どう対応するのだろうかと世界の目が日本に注がれています。何故なら、これから高齢化が課題となる外国は、日本の成功と失敗を学び自国の対策に活かすことが出来るからです。国や県、市町村がなんとかしてくれると思うのではなく、決して傍観者にならず、自らが行動していくことが求められています。日本人として、そしてなにより、皆さん自身の力が試されており、生き方が問われています。人として将来を明るく照らすための行動は、世界中から賞賛され活用される日が来ます。世界中の人々、そして目の前で困っている方々はそれを待っているといっても過言はありません。喜びは分かち合うと増えていきます。
「子ども叱るな、来た道だもの。年寄り笑うな、行く道だもの。来た道、行く道、二人旅。これから通る今日の道。通りなおしのできぬ道」と言います。
今は元気でもかならず年老いていきます。尊厳を持ち、最後の瞬間まで人を人として当たり前のように接する「福祉道」、「介護道」の追及をわれわれと一緒にしてみませんか。